HENNGE K.K.

セイコーソリューションズ株式会社
導入事例

信頼と実績、そして開発のしやすさから、「金融業界向け電子契約ソリューション」における トランザクションメールの送信エンジンとしてCustomers Mail Cloudを採用しました。



セイコーソリューションズ株式会社
https://www.seiko-sol.co.jp/

DXソリューション本部 執行役員 金丸 誠剛氏(中央)
DXソリューション営業統括部 DXサービス営業部 磯村 実佑氏(左)
DXソリューション本部 DXソリューション企画統括部 DX企画部 加藤 靖崇氏(右)


多角的なICTソリューションで顧客のビジネスモデルを支援するセイコーソリューションズ

― セイコーソリューションズ株式会社(以下、セイコーソリューションズ)の事業概要についてご紹介ください。

セイコーソリューションズは、セイコーグループのシステムソリューション事業の中核を担う企業として、 お客さま視点でビジネスモデルの変革を支援するICTソリューションを提供しています。

多角的に事業を展開しており、電子取引の信頼性を保証する「トラストサービス」をはじめ、 業務改善を推進して利用者の満足度向上を実現する「X-Tech(クロステック)ソリューション」、 さらにはビジネスインフラを支える「ICTソリューション」など、セイコーグループならではの高品質なハードウェア技術と、 高度なソフトウェア技術を組み合わせたソリューションを実現できるのが当社の強みです。

複合化する多種多様なニーズに対して、コンサルテーションからシステム構築、運用管理までをワンストップで実現し、 信頼されるビジネスパートナーとしてお客さまのイノベーションをともに推進する事業を展開しています。

「お客さま視点でビジネスモデルの変革を支援するICTソリューションを提供しています。」

トランザクションメール送信機能のエンジンとしてCustomers Mail Cloudを導入

― Customers Mail Cloudの利用状況について教えてください。

私たちが開発・販売を担当している「金融業界向け電子契約ソリューション」のトランザクションメール送信機能のエンジンの1つとしてCustomers Mail Cloudを導入しています。 同ソリューションを用いて構築している「お客さまのサービス(システム)」から、サービスのご利用者様へトランザクションメールを送信するためにCustomers Mail Cloudを利用しています。

― どのくらいの数のメールを送信しているのでしょうか。

同ソリューションは複数のお客さまにご利用いただいており、お客さまが提供するサービスの中で送信されるメールなので、 サービスの利用状況によって送信数は変動しますが、直近のログデータを見ると、月に約1.8万通のメールが送信されています。

― トランザクションメールが不達の場合もあるかと思います。貴社のお客さまではなく、貴社のお客さまが提供するサービスのご利用者様なので、直接のやり取りは難しいと思うのですが、不達の問い合わせなどにはどのように対応しているのでしょうか。

おっしゃる通り、当社が同ソリューションをご利用いただいて構築しているサービスのご利用者様と直接やり取りをすることはありません。 ドメインの受信拒否などご利用者様側の設定などに問題がなくメールが届いていない場合は、 お客さまから当社にご連絡をいただければ、当社の担当者がCustomers Mail Cloudのコンソールで送信エラーのログから該当するメールを検索・調査して、 不達の原因や調査結果をお客さまに報告するという対応となります。

実際には、メールの不達率はコンマ数パーセントととても低いので、現状、不達の対応が負担となったり、お客さまから問題視されたりしたことはありません。

― システムの開発および保守体制について教えてください。

基本的には、社内の開発者と保守担当者が対応しています。Customers Mail Cloudに関しては、社内にリファレンスがあったのでスムーズに組み込むことができました。

「メールの不達率はコンマ数パーセントです。」

融資業務における電子契約をクラウドで実現する「金融業界向け電子契約ソリューション」

―  改めて、金融業界向け電子契約ソリューションについてご紹介いただけますでしょうか。

融資業務で発生する金銭消費貸借契約書や抵当権設定契約書などの、ペーパーレス化およびモバイル化をクラウドで実現するサービスです。 単純に契約書類のデジタル化をするのではなく、 グローバル基準に対応したセイコーの高度なセキュリティとユーザビリティが、電子契約の信頼性を数十年に亘って担保します。

セミオーダー型のシステムとなっており、高い自由度で導入が可能です。 契約業務のスピードアップをはじめ、印紙不要による契約コストや人件費の削減などのメリットをご享受いただけます。

利用イメージで説明すると、金融機関様側の融資基幹システムとの連携により、契約業務をシームレスに自動化することができます。 クラウド上のハードセキュリティモジュールに債務者側の電子署名鍵を管理し、非対面での電子署名による合意を実現し、 契約書データはタイムスタンプが付与されたクラウドに永続的に保全されます。

メールは、お客さまとお客さまのご利用者様の非対面によるやり取りをするための重要なツールとなります。

金融業界向け電子契約ソリューションの利用イメージ(図版提供:セイコーソリューションズ株式会会社)

具体的には、次のような業務に幅広く適用いただけると考えています。
● 住宅ローン契約業務の電子化
● カードローンなどの無担保融資業務の電子化
● 保険契約申込書などの電子化(直接、窓口販売)
● 法人向け融資業務の電子化
● リース契約書類の電子化
● 請求書のスキャナー保存
● 金融商品申込書の電子化
● 月次・決算レポートなどの電子送付
● 申込書類のスキャナー保存
● 金融機関における住宅ローン契約業務の電子化

「メールは、お客さまとお客さまのご利用者様の非対面によるやり取りをするための重要なツールです。」

利用コストが適正で、信頼性や安定性が高く、スケーラビリティに優れ、開発が容易な点を評価

― Customers Mail Cloudを導入した経緯を教えてください。

当社では、2018年よりCustomers Mail Cloudを利用しており、 現在、金融業界向け電子契約ソリューション以外にも3つのサービスでCustomers Mail Cloudを採用しています。 それぞれのサービスで導入した詳細な経緯は聞いていないのですが、 基本的には各サービスにおいてトランザクションメールを送信するエンジンとして採用されていると聞いています。

― 貴社のように技術力があれば、自社でメール送信エンジンを開発することもできたのではないでしょうか。

限られた時間と予算とリソースでサービスの開発を進めなければならない状況下で、コア機能の開発にリソースを集中投下するために、 専用に設計・開発・運用されているメール送信エンジンをパーツとして利用することで様々なメリットを享受できると考えています。

また、メールを確実に届けるためには、専門的な知見が必要で、その情報は常に刷新されていきます。 そのすべてを自社で網羅して、システムに反映するのは大きな手間とコストがかかり、 そのような人材を確保するのも簡単なことではありません。

そのような背景から、メール配信に特化したCustomers Mail Cloudを利用しています。もちろん、利用コストが適正で、 信頼性や安定性が高く、スケーラビリティに優れ、開発が容易であるという要件をクリアしているというのが前提となります。

― Customers Mail Cloudを採用した理由を教えてください。

金融業界向け電子契約ソリューションにおいて、Customers Mail Cloudを採用した理由は次の通りです。
● 他の(セイコーソリューションズの)サービスにおける実績と信頼性を高く評価した
● 既に開発したリファレンスがあるので開発工数がかからない
● クラウドなので導入・運用に手間がかからない
● 利用コストが適正である

― 他に比較検討したサービスやシステムはありましたか。

他に検討したサービスやシステムはありませんでした。

システムの安定稼働やHENNGEの対応について高く評価

― Customers Mail Cloudの導入効果について教えてください。

次のようなメリットを実感しています。
● 不達率が低い
● 遅延などもない
● 安定稼働しているので安心感がある
● 開発・運用に手間やコストがかからない
● スケーラビリティに優れ、送信数が数倍に増えてもそのまま対応できる

― Customers Mail CloudおよびHENNGEへの評価や要望、期待などがあればお聞かせください。

大きな遅延やトラブルが発生することもなく、Customers Mail Cloudの機能にはとても満足しています。 これからも引き続き、安定したサービスの提供を維持してもらうことが最大の要望です。

HENNGEの対応については、Customers Mail Cloud以外のことでも、 メール全般に関する相談に乗ってもらえたり、アドバイスをもらえたりするのでとても助かっています。

メール送信の世界はちょっとしたコツや注意が必要な場合もあり、常に状況も変化しているので、 専門家としてのアドバイスや情報提供にも引き続き期待しています。

― 本日は貴重なお話をありがとうございました。