HENNGE K.K.

株式会社イープラス 導入事例

年間約1億5,000万通のメールを安定配信。各ISPによるスパム判定への対策強化と配信速度向上、運用効率化を実現。



株式会社イープラス
https://eplus.jp/

システム統括部長 尾崎 欧州 氏
システム部エキスパートシステム運用グループ 穂積 賢知 氏



多様なジャンルのチケット販売を展開

―  株式会社イープラスについてご紹介ください。

株式会社イープラスは、音楽・演劇・スポーツ・イベントなど多様なジャンルのチケット販売を展開する、業界有数のエンタテインメントサービス企業です。 単なるチケット販売にとどまらず、ユーザーの「観たい」を叶える体験価値の創出に力を注ぎ、公演情報の提供、会員サービス、アーティストエージェント、公演の企画制作など、多岐にわたる取り組みを実行。

企業理念に掲げるライブ・エンタテインメントをもっと「いろんな人へ」もっと「身近に」もっと「楽しく」との思いのもと、IT技術と人のつながりを活かし、感動の創出に挑戦し続けています。

メール配信数の増加に伴い、自社運用での各ISPによるスパム判定への対策が限界に

― 2017年当時、メール配信に関してどのような課題がありましたか?

当社は新規会員登録や、各種イベントチケットの申込み完了通知、抽選結果通知、支払期限に関するリマインド、発券のご案内など、多岐にわたる会員手続き・申込み関連のメールを配信しており、以前は自社でシステムを構築して配信していました。 しかし、年々メールの配信量や申込み件数が増加する一方、少ないIPアドレスから大量のメールを配信すると、メール事業者からスパムと誤判定され配信できなくなる事象が頻発し、自社だけでは対応が困難になっていました。

GoogleやMicrosoftなどのクラウドベンダーや大手通信キャリアなど、さまざまなメール配信事業者が存在する中、個社ごとに異なるスパム判定の閾値やチューニングなど、複雑で手間のかかる対応を社内で行うのは工数に見合わず、現実的ではありません。 そのため、専門業者に委託したいと考えていました。

スポーツや人気アーティストの公演などのビッグイベントでは、何十万件もの申込みがあります。 その抽選結果を配信する間も、その他イベントの申込み完了メールを届ける必要があるため、時間あたりの配信件数は高いパフォーマンスが求められると同時に、スパム扱いされないよう配慮する必要があり、両立が困難でした。

また、支払期限のリマインドメールなど、時間管理が重要なメールもあります そのような際にスパムと判定された場合、メールが配信できなくなる事に加えて時間あたりの配信パフォーマンスが十分に出せないと、対応に追われます。 メール配信は重要な業務ではありますが、インフラエンジニアの人員も限られており、多くの工数を割く余力がありませんでした。

安定配信と運用効率の両立で、効果を実感

― 現在のメール配信ボリュームはどのくらいですか?

会員手続き・チケット申込み関連のメール配信は、1日に40万通から70万通程度、年間で約1億5,000万通から1億8,000万通です。

― 導入後、各ISPによるスパム判定への対策に関してどのような効果がありましたか?

主要な配信先であるGoogleや大手通信キャリアからスパムと判定されてしまうのは避けたいものの、配信速度を遅くするとお客様へのメール配信が遅延してしまいます。 スパム判定の閾値は各社で常に変動するため、それを把握して対応するのは非常に困難です。こうしたスパム対策のための事業者ごとに異なる対応が必要でした。

こうした問題をCustomers Mail Cloudで柔軟に対応し、解決できるのは大きなメリットです。


「速やかに配信速度を向上でき、
非常に助かりました。」(尾崎氏)

― メール配信パフォーマンスはどのように変化しましたか?

昨年、メールの配信数が大幅に増加し、予定していた時間内にメールが配信できない問題が発生しました。 HENNGEに相談して最適なスケールアウトをいただくことで速やかに配信速度を向上でき、非常に助かりました。

― 費用対効果はいかがですか?

Customers Mail Cloudの費用対効果は非常に高いと感じています。 以前は配信パフォーマンス向上のためのシステム構築、サーバーなどの機材調達・運用など、多くの手間とコストがかかっていましたが、導入後はそれらが削減できました。 パフォーマンスを上げたいと思っても、社内で対応できる人員は限られており、夜間や休日の対応も課題でした。

Customers Mail Cloudを利用することで、必要な機能を安定して利用できるのは大きなメリットであり、料金もリーズナブルだと感じています。 Customers Mail Cloudは配信ボリュームに応じた最適な料金プランを提案していただけるので、年に2回ほどの頻度で相談しています。

― 管理画面の利便性はいかがですか?

メールが届かない場合、お客様から当社に問い合わせをいただきますが、不達の原因調査と解決まで多くの時間がかかっていました。 現在は、お客様からメールが届かないという連絡を受けること自体ほぼありませんが、万一そうした事象が発生した場合でも、管理画面の絞り込み機能などで必要な情報をすぐに見つけることができます。

そのほか、配信状況や到達率などもリアルタイムで確認でき、非常に便利です。 私はインフラ関連の業務も担当していますので、本来の業務に集中できて非常に助かっています。


「配信状況や到達率などもリアルタイムで確認でき、非常に便利です。」(穂積氏)

― そのほか、便利に感じられる機能はありますか?

配信優先度を設定できる機能が非常に便利で、我々の業務には欠かせません。

例えば大きなイベントの抽選結果メールを大量に配信している時でも、その他のイベントの支払期限のリマインドはすぐに配信したい。 新規会員登録やパスワード再設定なども同様に、迅速な配信が求められます。 こういった点もあらかじめ優先度を設定しておくことで、問題なく対応できています。

配信禁止時間帯を設定できる機能も利用しています。 深夜にメールを配信するとご迷惑になるので、当社では新規会員登録など迅速な配信が必要なもの以外は夜10時以降に配信しない設定にしています。
今後もCustomers Mail Cloudと連携し、さらなるメールセキュリティ強化に取り組む

― 今後、メールに関して検討していることはありますか?

当社の名を騙るなりすましメール問題への対応は依然としてあります。 お客様が誤ってクリックしてしまう可能性もあるので、引き続き対策を強化したいと考えています。

昨年、Gmailから1日に5,000通を超えるメールを配信する事業者に対しDMARC対応が義務付けられたため、すぐに対応しました。 今後、DMARCポリシーを段階的に上げていくことで、ISPからの評価が上がる可能性があります。

また、当社名を騙るメールを迷惑メールフォルダに自動で振り分けを行うほか、そもそも届かないようにするといった、なりすましメール排除の有効な手段でもあります。 この点も自社だけでは対応が難しいので、HENNGEのサービスを利用したいと考えています。

― 最後に、Customers Mail Cloudへの期待をお聞かせください

Customers Mail Cloudは長く利用していますが、この間サービスに起因するシステム停止などのトラブルは、まったく記憶にありません。 今後もこの安定性を、維持していただきたいです。

最近はアプリでの申込み履歴表示や通知機能も提供していますが、依然としてメールでのやり取りも多いです。 Customers Mail Cloudは官公庁や大手企業など多くの組織のメール配信基盤を担っている中で、当社の大規模なメール配信においても安定したサービスを提供いただけているのは素晴らしいと思います。 社内の運用負荷を抑えつつ、安定した配信パフォーマンスが得られることが当社にとって最大のメリットですので、今後も引き続き高品位なサービス提供と、サポートに期待しています。



― 本日は貴重なお話をありがとうございました。