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Gmail 「メール送信者のガイドラインに関するよくある質問」が更新されました

Google社が公開している「メール送信者のガイドラインに関するよくある質問」が更新されたことを2024年1月4日付で確認いたしました。

このページでは、主な更新点についてお知らせいたします。

Info

  • Gmailの「送信者のガイドライン」の概要はこちらをご覧ください。
  • Customers Mail Cloudのご利用に関する「メール送信者のガイドライン」のFAQはこちらをご覧ください。

「一括送信者」の定義について

今回の更新にて、以前は『24時間の間に5,000通前後のメールを配信する、ヘッダーFromが同一ドメイン(with the same domain in the From: header)の一斉メール配信者」が該当する』とされていた「一括送信者」の定義が更新されました

2024年1月4日時点での「一括送信者」の定義

個人のGmailアカウントに対して、24時間以内に5,000件近くあるいはそれ以上のメールを送信する送信者が「一括送信者」と定義され、メール通数のカウントは、送信ドメインの「プライマリドメイン」単位で計算される、と記載されました。

例えば、hennge.comから2,500通、そのサブドメインのsubdomain.hennge.comから2,500通のメールを個人のGmailアカウントへ送信している場合、これら5,000件のメールは同じプライマリドメインhennge.comから送信されているため、Google社からは同一の「一括送信者」として見なされます。

また、上記条件を1度でも満たした送信者は、以後「一括送信者」とマークされ、解除されないことも記載されています。

Google Workspace アカウントへのメール送信について

Google Workspaceアカウントに送信されるメールについては、送信者のガイドラインの適用範囲から除外されます。個人のGmailアカウントへ送信されるメールのみが対象となっています。

送信者のガイドラインが適用されるまでのスケジュールについて

今回の「メール送信者のガイドラインに関するよくある質問」更新に併せて、ガイドライン適用スケジュールの大枠が公開されました。

「一括送信者」に対する措置は、Googleのメール送信ガイドラインの要件を満たさない場合において、以下のように段階的に行われます。

2024年2月以降

ガイドライン非準拠のメールについて、ごく一部でエラーコードを含む一時的な送信エラーを受け取るようになります。

これらのエラーは、「送信者がGoogleのガイドラインを満たしていないメールトラフィックを特定し、コンプライアンス違反の原因となる問題を解決できるようにすることが目的」としています。

2024年4月以降

ガイドラインに準拠していないメールトラフィックを、一定の割合で拒否するようになります。

拒否の割合は徐々に引き上げられる予定とされています。例として、送信者がそのトラフィックのうち75%について要件を満たしている場合、残りの25%について一定の割合で拒否されるようになる、と述べられています。

2024年6月以降

「一括送信者」は2024年6月1日までに、すべての商用メール、プロモーションメールにワンクリックでの登録解除を実装する必要があります。実装については、RFC8058 に沿って実装することが要件となります。

なお、パスワードの再設定、予約の確認、フォーム送信の確認などのトランザクションメールに対しては実装の対象外としています。

送信者が送信者のガイドラインの要件を満たしていない場合はどうなりますか?

送信者がガイドラインの要件を満たしていない場合、メールが拒否されたり、受信者の迷惑メールフォルダに配信されたりする可能性があります。